ランドリー脱衣室は2畳・3畳どっち?必要な広さを設備と家事動線から逆算する

設備・家電

注文住宅で人気の高い間取りのひとつが、「ランドリー脱衣室」です。

洗濯機を置くだけではなく、<洗濯>という家事を一か所にまとめられるため、家事動線をかなり短くできます。

一方で、

「2畳で十分?」
「3畳は最低限必要?」
「広ければ広いほどいい?」

と広さに関しては議論が分かれるところです。

ただ、ランドリー脱衣室は広さから先に決めるべきではないと思っています。

先に考えるべきなのは、

洗濯のどこからどこまでを、この部屋で完結させたいか。

そのうえで必要な設備を決め、実際に配置し、最後に広さを決める。

この順番で考えると、自分たちに必要な広さがかなり見えやすくなります。


まず洗濯を5つの工程に分ける

洗濯は、洗濯機を回して終わりではありません。

大きく分けると、

  1. 汚れ物をストックする
  2. 洗う
  3. 乾燥する・干す
  4. 畳む
  5. しまう

という流れがあります。

まずは、このうちどこまでをランドリー脱衣室でやりたいかを決めます。


① 汚れ物をストックする

必要になるのは、

  • ランドリーバスケット
  • 脱衣カゴ
  • 分別ボックス

など。

地味ですが、意外と場所を取ります。

脱衣室も兼ねるので、これは外せないでしょう。

これは家族の人数だったり、汚れ物の多い少ないで変わってくるのでよく考えておく必要があります。

そして、最初から「どこに置くか」まで考えておいた方がいい設備です。


② 洗濯する

必要なのは、

  • 洗濯機
  • 洗剤・柔軟剤の収納

です。

欲を言えばストックまで近くに置きたいですね。

洗濯機が縦型かドラム型かでも周囲の収納力が変わってきます。


③ 乾燥する・干す

ここが一番個人差が出るのではないでしょうか。

  • 乾太くんなどの衣類乾燥機
  • アイアンバー
  • ホスクリーン
  • 除湿機
  • サーキュレーター
  • エアコン

などなど。

特に広さへ大きく影響するのが、

乾太くんをどこに置くか室内干しをこの部屋でするか。

乾太くんを洗濯機の上に置けば床面積を節約できます。

一方で、洗濯機上のスペースが埋まるため、その周辺に物干しや収納を設けにくくなったり、乾太くんの中のものを取り出しにくくなったりメンテナンスが大変になったりします。

逆に洗濯機と乾太くんを横並びにすると、壁面の幅は必要になりますが、

  • 乾太くんを低い位置で使える
  • 洗濯物を移しやすい
  • 上部を物干しに使いやすい
  • 乾太くん台の天板をカウンターにできる

といったメリットがあります。

同じ設備でも、置き方によって必要な面積は変わります。


④ 畳む・アイロンがけ

ランドリー脱衣室で洗濯物を畳みたいなら、

  • 作業カウンター

が必要になります。

ただし、カウンターを独立して設けると、その分スペースが必要になります。

乾太くん専用台に、乾燥を終えた洗濯物をたたむカウンターを備えているものもありますので、そちらを用いることで省スペース化できます。

限られた広さでは、設備に複数の役割を持たせるのが有効です。


⑤ しまう

ランドリー脱衣室に、

  • タオル
  • 下着
  • パジャマ
  • 部屋着

まで収納できれば、洗濯はほぼ一室で完結します。

近くにファミリークローゼットがあるなら、無理に全部をランドリー脱衣室へ入れず、

洗う・乾かす・畳むまでをランドリー脱衣室、しまうのは隣の収納

という動線でも十分ラクだと思います。


設備を実際に配置してから広さを決める

入れる設備が決まったら、図面上に配置します。

そして、次に重要なのが、平面だけではなく立体的に考える必要があるということ。

天井はどれくらい開いているのか、乾太くんの台の下に何が入るか、洗濯機の上は有効に使えないか、カウンターの下にはどんなサイズのチェストが入るか。

空間で考えると自分の入れたいものがどこかに入れることができ小さい間取りで済んだり、逆に入らなくて広さが足りないことに気付けたりしてきます。

これでやっと必要な広さが決まってきます。


家事ラクを重視するなら、ランドリー脱衣室は削りすぎない

間取りには土地の広さや形状から制限を受け、絶対に必要なものでも削らざるを得ないことがありますが、

洗濯は毎日する家事だからこそ、他を削ってでも必要な分を確保することで後悔しにくい設備になると思います。

リビングは広すぎないか、洗面の幅をもう少し削れないか、もう一度考え洗濯を快適に行える環境を整える価値は高いです。


まとめ|ランドリー脱衣室の広さは最後に決める

ランドリー脱衣室を考える順番はシンプルです。

① 洗濯のどこまでを一室で完結させたいか決める
② 必要な設備を選ぶ
③ 設備と通路、作業スペースを配置する
④ その結果として必要な広さを決める

2畳で十分な家もあれば、3畳必要な家もあります。

違いは家族の人数よりも、ランドリー脱衣室にどこまで仕事をさせるかです。

最初から「ランドリーは3畳」と決めるのではなく、自分たちの洗濯方法から逆算して考える。

その方が、無駄に広すぎたり、逆に窮屈になったりする失敗を減らせます。

我が家が実際にどの設備を選び、どう配置したのかについては、別記事で紹介してます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました