「積水ハウスは高い」
注文住宅を検討したことがある人なら、一度は聞いたことがあると思います。
実際、安くはない。
でも、実際に積水ハウスで家づくりをして感じたのは、他社と比較すると高いのは事実だけど、高いだけではないということでした。
今回は坪単価だけでは分からない部分も含めて、積水ハウスの価値について書いてみます。
積水ハウスは確かに高価格帯のハウスメーカー
まず、積水ハウスが高価格帯であること自体は否定しません。
私自身の家づくりでも、坪単価100万円を切るところまで持っていくのはかなり難しい印象でした。
一方で、「積水ハウスは最低でも坪150万円」くらいの感覚で最初から候補から外す必要もないと思っています。

平均値が高いのは、
富豪さんが平均値を釣り上げているのでは…?
なので、ネット上の「坪○○万円だった」という数字だけで判断するのはおすすめしません。
私が実際にどのくらいの坪単価・総額になったのかについては、別記事に記載しています。
積水ハウスは値上げしている?
「積水ハウス 値上げ」で検索している人も多いと思います。
実際、積水ハウスの注文住宅の1棟当たり単価は上がっています。
公式IRを見ると、
- 2022年度:4,619万円
- 2023年度:4,955万円
- 2024年度:5,248万円
- 2025年度:5,642万円
- 2026年度1Q:5,673万円
と推移しているようです。
ただし、これをそのまま「同じ家が数年間で約1,000万円値上げされた」と考えるのは違います。
積水ハウス自身も、注文住宅で高付加価値の提案や高価格帯へのシフトを進めており、それによって1棟当たり単価が上昇していると説明しています。
建てて分かった。積水ハウスの価格は「建物だけ」ではない
建物だけで考えると確かに価格は多少高いのですが、
積水ハウスの場合、その価格には家づくりの過程もかなり含まれていると感じました。
契約前から設計士が普通に打ち合わせに入ってくる
積水以外は普通じゃないみたいですね。他をよく知らないのでこれを知ってびっくりしました。
他のHMの話を聞くと営業担当が希望を聞いて簡単な間取りを作り、詳しい設計は契約してから
みたいなことも結構あるみたいですね。
契約するかどうかも分からない段階から、土地や生活動線を見ながら設計士と普通にプランを詰めていけます。
設計士との打ち合わせに別料金がかかることもありません。
打ち合わせ回数を気にしなくていいのも地味に大きい
打ち合わせの回数制限もありませんでした。
注文住宅を建てていると、本当に細かい疑問が次々に出てきます。
コンセントの位置、照明、収納、造作、クロス、設備、外構。
「あと1回しか打ち合わせできないから今日決めないと」
となるより、気になることを確認しながら進められるほうが、少なくとも私は安心でした。
家は数千万円の買い物です。
打ち合わせなんてなんぼあっても困りません。
営業・設計・IC・現場監督まで、担当者の層が厚い
積水ハウスで家づくりをしていると、かなり多くの人が一邸に関わります。
営業、設計士、インテリアコーディネーター、現場監督。
積水ハウス公式でも、営業にあたるプロジェクトマネージャー、設計、インテリアコーディネーター、現場監督、外構担当などがチームで一邸をつくる体制を掲げています。
絶対王者 山王工業のように層が厚い。

分からないことや不安なことを聞けば返事が早いですし、担当外の内容なら詳しい人に確認してもらえます。
「積水ハウスなら絶対に良い担当者に当たる」とまでは言えませんが、営業一人が窓口になって何でも処理するというより、各分野の担当者に直接相談できる体制はかなり使いやすいです。
提案力はやはり強い
注文住宅の最大のメリットって、自分たちの希望を詰め込むことができることですよね。
我が家もたくさんの希望を出しましたし、自分で間取りを書いてこうしたい、というのを何度も伝えました。それらをほかを犠牲にせず活かす提案は何度もしてもらいました。
また、豪邸仕様にしたければいくらでもできると思います。

自由度の高い提案力をもとに富豪たちがやりたい放題やってるから平均値が上がるのでは…?
これが積水ハウスの価格に納得している理由の一つです。
長期保証とアフターサービスも価格に含まれている
家は建てて終わりではありません。30年40年暮らすものです。
積水ハウスは構造躯体と雨水の浸入を防止する部分について初期30年保証を設けており、その後も所定の点検・補修を受けることで保証を延長できる「ユートラスシステム」を用意しています。
全国にカスタマーズセンターを持ち、引き渡し後の補修や相談を受ける体制もあります。
もちろん、長期保証があるから将来の修繕費が全部無料になるわけではないので、保証とメンテナンス費用は別に考える必要があります。
それでも、何十年後に家で問題が起きたとき「どこに連絡すればいいか分からない」という状態になりにくいのは、大手ハウスメーカーの強みだと思います。
また、工務店やローコストハウスメーカーの中には倒産するものも。潰れてしまったら、アフターサービスはそこで終わり。自分で修理業者さんを探さなければいけません。
もちろんこの先何があるかはわかりませんが、超大手ハウスメーカーである積水ハウスは倒産リスクはかなり低いと言えるでしょう。
積水ハウスでも、やり方次第で金額はかなり変わる
ここも実際に見積もりを触ってみて分かりました。
積水ハウスだからといって、すべてを最高グレードにする必要はありません。
設備は必要なところにお金をかけ、興味のないところは落とす。
キャンペーン対象の商品が自分たちの希望と合えば使う。
積水ハウス向けの商品や標準仕様の中で十分なところは、無理に社外品へ変更しない。
こうやって一つずつ整理していくと、金額はかなり変わります。
私自身、実際に契約するまでは「積水ハウス=何をしても高い」と思っていました。
でも、削るところを決めてキャンペーンや割引をうまく使えば、当初イメージしていたほど現実離れした価格にはなりませんでした。
それでも積水ハウスを選ばなくていい人もいる
ここまで書きましたが、誰にでも積水ハウスをおすすめするつもりはありません。
とにかく建築費を抑えたい人なら、積水ハウスより向いている会社はいくらでもあります。
設備や間取りを自分で細かく指定できて、設計から多くの提案を受ける必要がない人も、積水ハウスの価格に含まれるサービスを十分に使い切れないかもしれません。
結論|積水ハウスは安くはない。でも、お値段以上。
積水ハウスは安くありません。
私も実際に建ててみて、坪単価100万円を切るのはかなり難しい会社だと思っています。
でも、「高いから候補外」と最初から切るのは少しもったいない。
- 契約前から設計士と話せる
- 営業、設計、IC、現場監督それぞれに相談できる
- 自分の希望を可能な限り実現できる提案力
- 建てた後にも相談先が残る可能性が高い
家づくりの情報を集めるため他社のことも調べる前は、私はこういったものにどれだけ価値があるのか分かっていませんでした。
少なくとも我が家は、「積水ハウスは高いだけだった」とは全く思っていません。
むしろ、建物以外の部分にも価値がある会社なんだと感じるようになりました。



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